日東電工 豪州の海水淡水化プラント向けに新製品の逆浸透膜を受注
日東電工は、ThiessDegremont社から新製品の逆浸透膜(RO膜)「SWC6MAX」を受注した。同製品は、世界トップレベルの高透水性と高脱塩率を両立させたもので、オーストラリア・ヴィクトリア州で建設中の海水淡水化プラント向けに納入される。今回、同社がRO膜を受注したのは、豪州で6つ目となる大型海水淡水化プラントで、官民連携により共同事業を実施するPPP形態(※)で進められている。完成予定は2011年12月末。稼動後は、日量44万t、年間約1億5千万tの水をメルボルンからポートタウン西部等へ供給する。
新製品のRO膜「SWC6MAX」は、海水淡水化用途膜において、最も大切な要素でありながら、二律背反の関係にあった透水性と脱塩率を両立させることに成功。世界最高性能の高透水性と高脱塩率(99.8%)を実現し、同社従来品と比べると約1.5倍の透過水量が得られるという。海水を淡水化するときに必要な操作圧力を低減できるため、省エネルギー化も図れる。
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