三井化学ファブロ 太陽電池封止シートの年産能力を2倍の4万トンに増強
三井化学の100%子会社である三井化学ファブロは、太陽電池封止シートの生産能力を2倍に増強すると発表した。三井化学ファブロの名古屋工場において設備を増設し、現在の年間生産能力2万トンを4万トンに引き上げる。営業運転の開始は2011年8月の予定。さらに、2012年中の増強についても検討を進めているという。
太陽電池の封止材は、太陽電池モジュールを保護し、化学的安定性や長期耐久性などを高めるために使用する基幹部材。太陽電池市場は、各国のクリーンエネルギーの強化策により、今後もさらなる伸びが見込まれている。富士経済の調査によると、それに伴い、関連部材の市場も拡大し、その伸び率は年率20%以上との予測だ。日本や欧米、アジアの太陽電池メーカーは、製造設備の増設計画を発表しており、三井化学ファブロの製造する太陽電池封止シート(ソーラーエバ)も需要が急伸している。
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