中国電力 ポーランドの電力会社2社と再生可能エネルギー分野などで提携
中国電力は、ポーランド国の電力会社であるPGE社及びタウロン社とそれぞれ、石炭火力発電や再生可能エネルギー、CO2排出クレジットなどの分野での協力協定を締結したと発表した。今後、本協力協定に基づき、石炭火力発電分野では、高効率化やCO2回収・貯留(CCS)技術、石炭ガス化(IGCC)などについて、再生可能エネルギー分野では、水力発電や風力、バイオマス、太陽光などについて、また、CO2排出クレジット分野では共同プロジェクトなど、原子力発電分野では広報活動などについて、新規プロジェクトの開発やコンサルティングなどに関する情報交換を進めていく予定だ。ポーランドでは、電力の90%以上を石炭火力が占めているため、その効率化とエネルギーの多様化が課題となっている。PGE社は、2020年にポーランド初の原子力発電所の運転開始を目標としている。
協力協定の期間は、PGE社とは2010年5月から2015年4月までの5年間、タウロン社とは2010年5月から2012年4月までの2年間。中国電力には、昨年4月に、PGE社とタウロン社を含むポーランド電力訪問団が視察に訪れている。また、同社は昨年9月に、ポーランドと2009年から2012年までの4年間に渡るCO2排出クレジット取得契約を締結している。それ以後、3社は石炭火力発電の高効率化など共通する課題に対して意見交換を行ってきた。
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