カネカ 国内住宅用薄膜型太陽電池に化粧スレート瓦専用タイプを新発売

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カネカは、国内住宅用薄膜型太陽電池の新製品として、化粧スレート瓦専用タイプを今月より販売する。2年後の売上目標は約100億円。新製品「SOLTILEX(ソルティレックス)」は、屋根と一体化した外観が特長だ。これは、屋根に金具の取付穴を開けない工法を採用し、フレームレスで太陽電池を取り付けることで実現した。同社では、これまで国内住宅向けに、屋根に太陽電池を据え置く据置型や、太陽電池を瓦として屋根に葺ける瓦一体型など独自の製品を販売してきた。化粧スレート瓦は住宅の屋根材の約20%強を占めているため、ラインナップを強化して更なる拡販を狙う。「SOLTILEX」は前述の工法と設計により、従来の据置型と比べると防水性や耐風性が高く、瓦一体型と比べると発電部分の有効面積が大きくなるという。

同社が取り扱う太陽電池は、アモルファスシリコン層と薄膜多結晶シリコン層を重ね、発電効率を高めた薄膜ハイブリッド型で、結晶系に比べて高温下でも出力が落ちにくく、パネルの一部に影ができた場合も影響を受けにくいなどのメリットがある。

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