伊藤忠 戸田工業と共同で北米にリチウムイオン電池正極材工場を建設

  • 印刷
  • 共有

伊藤忠商事は、戸田工業と共同で、リチウムイオン電池の主要部材である正極材の新工場を米国ミシガン州に建設する。今後、欧米ではエコカーの大幅な普及が見込まれ、電気自動車(EV)やハイブリッド車向けのリチウムイオン電池の需要拡大が期待されている。新工場は今春着工、2011年に操業を開始し、欧米の電池メーカー向けに出荷を開始する予定。総投資額は約7000万ドル(約70億円)。2015年までに段階的に生産規模を拡大し、電池正極材の生産能力をEV換算で年産80000台に相当する規模にするとともに、次世代正極材開発も手がけていく計画だ。

両社は、リチウムイオン電池の正極材の生産・販売を行う合弁会社を設立し、また、正極材原料を生産するカナダオンタリオ州の戸田工業の子会社TodaAdvancedMaterialsInc.を合弁会社とすることで基本合意した。両社は米国・カナダ両国の正極材生産事業を共同運営し、原料から正極材までの一貫製造体制を整備する。

続きは無料の会員登録(必須情報入力)後にお読みいただけます。

  • 環境対策・環境推進に役立つニュース記事が読める
  • 平日毎朝、自分の興味に合った最新ニュースをメールで受け取れる
  • 有料記事などに使えるポイントを貯められる
  • クリッピング機能で要チェック記事をストックできる

関連記事