三菱電機 小型化した太陽光発電用パワー半導体モジュールを新発売

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三菱電機は、住宅用太陽光発電システムのパワーコンディショナーに用いる、パワー半導体モジュール「太陽光発電用IPM」の新製品6機種を5月下旬から発売する。新製品の外形サイズは90mm×50mm。従来品と比べ実装面積を約30%削減させ、小型パッケージ化した。本製品の採用により、パワーコンディショナーの小型化が可能となる。製品は多様な回路方式に対応するため、内蔵素子数は4素子、5素子、6素子入りの3種、定格電流は各々50Aと75Aの2種をラインアップ。サンプル価格は、50A/600V 4素子入りタイプが10000円(税別)。燃料電池システムなどのパワーコンディショナーにも使用できるという。

住宅用の太陽光発電システムでは、太陽電池パネルで発電した直流の電力を交流に変換して、電圧を整えるパワーコンディショナーを屋内に設置して利用することが多いため、パワーコンディショナーの小型化が求められている。パワー半導体は、交流を直流に変換するなど電力の制御・供給を行う半導体で、IPMは、パワーチップとその駆動回路、各種保護回路を1つのパッケージに収めた電力用半導体素子のことをいう。

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