住友電気工業 中国にMBR用ポアフロン精密ろ過膜モジュールを初納入

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住友電気工業と住友電工ファインポリマー(SFP)は、中国の大手化学工場、及び製鉄工場の産業排水処理向けに、MBR(膜分離活性汚泥法)用の精密ろ過膜モジュールを初めて受注・納入した。今後、中国をはじめとする新興国の水処理分野に進出を図る。

同製品には、SFPが製造している中空状の多孔質膜材料「ポアフロン」が使用されている。ポアフロンは、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)を用い、独自の加工技術で、直径0.1μm程度の微細な空孔を持たせた素材。他の素材に比べて強度が高く、耐薬品性にも優れているため、膜の汚れの洗浄が簡単にでき、長期間安定した性能を維持することができる。同製品は、日本や韓国において、産業排水工場、浄水場、下水処理場などに多く納入されているが、中国向けの納入は今回が初だという。また、中国国内の下水処理場やごみ焼却場の浸出水処理向けにも、同製品の納入が決まっている。

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