豊田通商 アルゼンチンでエコカー用リチウム資源の開発に参画

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豊田通商は、アルゼンチンのオラロス塩湖におけるリチウム資源開発のための事業化調査に参画する。リチウムはハイブリッド車や電気自動車に搭載するリチウムイオン電池に必要な金属で、エコカー戦略においてリチウム資源の確保が課題となっている。同社は、石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)と連携し、世界中のリチウムを含むレアメタル資源の可能性について調査を行い、その結果、アルゼンチンのオラロス塩湖に着目。リチウム開発においてポテンシャルがあると判断し、権益を持つオロコブレ社と共同で事業化調査を開始することを決定した。今後、調査結果をもとに、共同出資会社を設立し2012年より生産を開始する予定。2014年には、炭酸リチウム15000トン/年、塩化カリウム36000トン/年の生産を見込む。リチウムの権益を獲得すれば、国内企業としては初となる。豊田通商はトヨタグループの商社で、主としてトヨタ自動車にリチウムを供給するとみられている。

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