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NEDO、米ニューメキシコ州で海外初のスマートグリッド実証を開始

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NEDOは、米国ニューメキシコ州で取り組んでいる日米スマートグリッド実証プロジェクトにおいて、アルバカーキにおける商業ビル実証サイトが完成し、本格的な実証に着手すると発表した。5月17日に現地で運開式を行う。海外におけるNEDOのスマートコミュニティ事業の中で実証運転に入る最初のケースとなる。

本事業は、NEDOが米ニューメキシコ州政府および米連邦政府エネルギー省(DOE)傘下の国立研究所などと協力して行うスマートグリッドの共同プロジェクト。NEDOは同州政府が、州内5カ所で行うスマートグリッド実証プロジェクトのうち、ロスアラモス郡とアルバカーキ市の2カ所で連携し、スマートグリッドに関する実証を展開する。

アルバカーキのプロジェクトは、出力の不安定な再生可能エネルギーが大量に配電系統へ導入された際の課題を、既存電力設備と協調しつつ解決するスマートグリッドの実証が目的。世界でもまれに見る低炭素で高品質な電力を供給するサイトであり、震災後注目される「電力系統からの要求に応じることが可能、かつ、非常時には自立運転も可能」なスマートビルの実証も含んでいる。

NEDOは、本事業について、日本国内では実証研究が難しい技術を実証し、世界各国で急速に概念整理が進むスマートグリッドの標準化活動へ参画すること、また日本のスマートグリッド関連技術の海外への展開を目的に、日米共同事業として2009年度より実証事業を進めてきた。

本事業は、1.スマートグリッドの中でデマンドレスポンスを行う構成要素としてのスマートビル(太陽光発電による変動の吸収、また非常時(停電など)に自立運転が可能な、世界でも稀にみる低炭素・高品質電力供給システムを有する高機能ビル)の実証、2.蓄電池とデマンドレスポンスを組み合わせた太陽光発電の導入比率が高い配電系統における実証、3.デマンドレスポンスを行う都市の構成要素としてのスマートハウス(太陽光発電の予測と電力系統側からのデマンドレスポンス信号を考慮した世界最高水準のシステム)の実証、から構成される。アルバカーキに行われるのは、1のスマートビルの実証。

また、NEDOは、スペイン・マラガ市におけるスマートコミュニティ実証事業について、NEDO古川理事長とデ・ラ・トーレ市長との間で、協力協定(MOU)の署名を5月25日に現地実証サイト(マラガ市)で行うことも発表した。

本事業は、マラガ市及び現地企業コンソーシアムと連携しつつ、今後の電気自動車(EV)の大量導入・普及時に対応するEVインフラとEV給電安定化に必要な電力システムに関する実証を目的とするもの。日本とスペインの協力事業とし実施することを予定しており、日本側コンソーシアムとして、三菱重工業、三菱商事、日立製作所が参画する。

参考:NEDO - 米ニューメキシコ州でスマートグリッド実証を開始

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