伊藤組土建、トヨタ北海道と泥炭地や砂地等向け太陽電池架台を開発

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伊藤組土建(札幌市)は、トヨタ自動車北海道と共同で、荒地にも対応可能な太陽光発電パネル設置工法を開発したと発表した。3月中にトヨタ自動車北海道の工場敷地内(苫小牧市)に小規模な実証施設を設置する。

伊藤組土建は、太陽光発電パネルの間隔をあけて斜めに設置することにより地盤の傾斜及び基礎の不同沈下(不揃いな傾き・沈下)、凍上による上下動に対応が可能な、太陽光発電パネルの設置方法を開発し、特許出願及び意匠登録出願を行っている。両社は、この太陽光発電パネルの設置方法を用い、従来にはない新しい架台の開発を共同で行っている。

両社が共同開発する架台も、地盤が平らでない不陸や基礎の不同沈下に対応する。また、簡便な基礎工法を用いることにより、泥炭地や砂地等の軟弱地盤でも重機を用いず設置ができ、かつ、基礎及び架台を含めてシステム全体を他の場所に容易に移設可能なものとなる。また、安価な架台を開発することにより、システム全体としても従来の方法より低コストとなることを目指している。この方式は荒れ地をはじめ、遊休農地や廃棄物処分場の埋立地への有効利用を図る方法としても期待されている。

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