埼玉県行田市、民間と連携 住宅用太陽光発電を分割払いで導入可能に

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行田市は、市内の金融3機関および設置業者9社と連携し、市民が住宅用太陽光発電システムを割賦購入できるサービスを開始する。

市民は、既存住宅に住宅用太陽光発電システム設置する場合、市が「市民限定特別融資創設金融機関」として提携する金融3機関から、最長10年の月々定額払いによる融資を受けることができる。初期投資を軽減できるほか、市民は節電努力による売電で、さらに月々の負担を減らすことができる。また、本サービスでは、市内の設置業者と連携し、10年の長期保障付きでアフターサービスをつけた、世界最高水準のシステムをより安く提供する。

今回、システム設置協力事業主は、4kW相当を標準としたシステム・工事費一式のモデル価格を紹介している。各事業者による価格は、シャープ製(多結晶シリコン、4kW)が158万円、京セラ製(多結晶シリコン、4.03kW)が210万円、ノーリツ製(多結晶シリコン、3.99kW)が198万円、パナソニック製(単結晶シリコン+薄膜アモルファスシリコン、4.10kW)が178万円、雨漏り保証がついた長州産業製(単結晶シリコン、4.01kW)は230万円などとなっている。提携した金融機関は、熊谷商工信用組合(行田支店)、ほくさい農業協同組合(行田中央支店)、武蔵野銀行(行田支店)。

同市は昨年、埼玉県の「環境みらい都市」の認定を受け、地球に優しい行田エコタウンの創出に向けた取り組みに注力している。今回の取り組みは、その一環として、住宅用太陽光発電システムのさらなる設置率向上を目指し、民間活力を活用した独自の新たな市民サービスとして実施する。

参考:行田市 - 太陽光発電システム設置促進への取り組みについて

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