鹿児島県薩摩川内市、次世代エネ導入促進へ産官民による組織を発足

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鹿児島県薩摩川内市は、次世代エネルギー導入を通じたまちづくりの促進に向けて、産官民が参画する、ビジョン等を策定するための委員会と、ビジョンを踏まえた具体的な取り組みを進めるための協議会を立ち上げると発表した。

まず、同市で、本年度、持続的経済発展に向けたビジョンと行動計画を策定するに当たり、学識経験者、企業関係者、まちづくりの有識者等14名から構成される「次世代エネルギービジョン策定委員会」を発足し、審議を始める。第1回会合は4月26日に開催する。今後、1~2ヵ月に1度の頻度で開催する予定。委員会には、京セラ、九州電力、富士通、東京工業大学、日本青年会議所などの関係者14名のほか、オブザーバーとして、九州産業局と鹿児島県が参画する。

また、官民が一体となって、ビジョン等で示された方向性に沿って具体的な事業を実施していくため、設立発起団体により「(仮称)次世代エネルギー導入促進協議会」を立ち上げる。設立会を4月26日に開催する。設立発起団体は、市、川内商工会議所、薩摩川内市商工会、九州電力、京セラ鹿児島川内工場、中越パルプ工業川内工場、富士通、三菱重工業、三菱電機の9団体が参加する。諸準備が整い次第、地元企業等にも参加を募る予定。

同市が本年度策定するビジョンは、将来にわたって取り組むべき方向性と重点分野を示すもの。行動計画には、このビジョンを踏まえて、「薩摩川内市版スマートコミュニティ」の確立に向けた取り組みも盛り込む。

同市には、火力発電所2基と原子力発電所2基が立地し、基幹エネルギーの供給地としての役割を担ってきた。3.11後、次世代エネルギーを通じたまちづくりを加速させるために、昨年10月に新エネルギー対策課を設置し、様々な取り組みを進めている。

参考:薩摩川内市 - 「次世代エネルギー導入を通じたまちづくりに関する薩摩川内市の取り組み」について

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