中部電力、世界最高強度の超電導コイルを開発、電力貯蔵装置に応用

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※画像はイメージです
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中部電力は、2,000MPa級の電磁力に耐えることできる、世界最高強度の次世代超電導コイルの開発に成功したと発表した。本技術は、超電導電力貯蔵装置(SMES)では、同じ大きさのイットリウム系超電導コイルで10倍のエネルギーが貯蔵できるほか、SMESだけでなく強い磁場を利用する全分野の超電導マグネットへ適用が期待される。

超電導技術は、電気抵抗を発生させることがなく、損失なしで大容量の電流や強磁場を取り扱うことができるため、電力分野において魅力的な技術として注目されている。また、SMESは、太陽光や風力など、出力が不安定な再生可能エネルギーの導入拡大に向けて、電気エネルギーを貯蔵・放出し、電力を安定供給する技術として開発が進められている。

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