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福岡県飯塚市、産学官でゴミ焼却場排出のCO2を使った機能性材料を開発

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福岡県飯塚市は、近畿大学を中心とする産学連携組織により、飯塚市クリーンセンターから排出されるCO2の分離回収および回収したCO2を原料とした機能性材料の開発に成功したと発表した。本機能材料は接着剤および塗料としての工業化、商用化が期待されており、今後、飯塚発ビジネスモデルの発信、企業誘致、新事業・産業の創出に取り組んでいく考えだ。

本事業は、平成23年度「低炭素社会先進技術開発事業」により、低炭素循環社会モデルの実証試験として実施したもの。事業期間は平成23年10月から平成24年3月まで。実証試験では、CO2の分離回収においては、クリーンセンター(ゴミ焼却施設)からの排ガスであっても、ハニカム吸着法により、水分などを分離し、70%前後の高濃度で回収することに成功した。また、CO2を原料とした高分子材料の合成では、回収したCO2を利用して、機能性樹脂(ポリヒドロキシウレタン)の原料となるカーボナートモノマーが得られることが実証された。

本事業では、近畿大学分子工学研究所所長の遠藤剛教授が20年以上前から行ってきたCO2を原料とする機能性高分子の合成研究により得られた成果をもとに、西部技研のハニカム(ハチの巣)構造のハニカム吸着ロータによる排ガスからの熱・湿度・不純ガス分離技術と、二酸化炭素回収・濃縮の技術(九州大峯元研究室のシーズを応用)と組み合わせて、機能性材料を開発した。西部技研のハニカム法によるCO2分離回収技術は、乾式法で取り扱いやすく、排熱利用により従来法の半分にランニングコストの低減が可能。なお、CO2由来モノマー・機能性樹脂の合成は、近畿大学分子工学研究所と和光純薬工業が共同で行った。

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