JFEスチール、ソーラーシリコン事業から撤退

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JFEスチールは、太陽光発電モジュールに用いられる多結晶シリコンインゴットとウェハーの製造販売を目的としたソーラーシリコン事業から撤退することを発表した。当面の間、ソーラーシリコン事業部を存続し、在庫の販売を行う。2012年度の業績における影響は軽微と見込んでいる。

同社は、2001年にソーラーシリコン事業を開始し、これまで販売数量、業績ともに順調に推移してきたが、多結晶シリコンの一大需要地である欧州で需要が激減したことに加え、東アジアにおける生産能力の増強により大幅な需給ギャップが生じ、昨年来、市場価格が暴落している。このようななか、生産・販売の効率化による徹底したコスト削減を行ってきたが、当面の間、市況の回復は見込めないという判断に至り、同事業からの撤退を決定した。

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