> > 産総研、安価なモニタリングが可能な太陽光発電パネルモニター装置を発明

産総研、安価なモニタリングが可能な太陽光発電パネルモニター装置を発明

記事を保存

産業技術総合研究所は、パネル単位での発電状況モニタリングができる太陽光発電パネルモニター装置を発明した。同装置は、太陽光発電パネルの発電情報を直流電力線で伝送することで、新たな通信ケーブルを敷設しなくても安価なモニタリングが可能。ノイズに強いスペクトラム拡散方式をベースに伝送速度の低下を防ぐため、フレーム同期信号を挿入することなく、その構成を受信側で識別できる工夫がなされている。適用分野は、太陽光発電、低速データ通信、テレメータシステム。今度は、メガソーラーなどの大規模システムへの展開も検討している。

現在、太陽光発電システムでは、コストや工事の手間の増加がなく、野外での劣悪な通信環境に威力を発揮するモニタリング手段が望まれている。そこで効率的なシステム運用に向けて、同装置の実用化を図った。

同装置では、信号に拡散符号を乗ずる符号分割多重アクセス方式(CDMA)を応用したノイズに強い通信方式を開発し、太陽光発電パネルの端子箱の中に小型の通信子機を実装した。これにより各太陽光発電パネルの電圧、電流、温度などの情報を直流電力線によって、一括してパワーコンディショナー側にある通信親機に伝送できる。また、データを伝送するたびに、交互にCDMAの拡散符号を切り替えることで、符号を追加することなくフレームの始まりを識別可能にした。これにより伝送効率の低下を招くことなく、野外でも使用できるノイズ耐性の強い安定した通信を実現した。

通信子機は、市販の安価な電子部品で構成し、量産時で200円程度の低コストを実現。30枚の太陽光発電パネルに実装して発電状況のモニタリングを行ったところ、従来の手法ではパネル単位での不具合を発見することが困難だったが、同装置ではパネル単位で発電の不具合を検知でき、太陽光発電システムの発電ロスの抑制に有効なことが証明されたている。

参考:産総研 - 安価な太陽光発電パネルモニター装置

関連カテゴリ

プレスリリースを受け付けております

環境ビジネスオンラインでは、皆様からの環境に関する情報をお待ちしています。

新製品・新サービス、研究内容、法令情報、イベント・セミナー、海外の環境ビジネス情報など、お気軽にお寄せ下さい。お送り頂いた内容を、編集部にて拝見いたします。

こちらから、必要事項をご記入ください

Copyright © 2012 日本ビジネス出版. All rights reserved.