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双日、米企業と提携、アジアでのグリーンケミカル市場に本格参入

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双日は、多くのバイオケミカル製造特許を保有する米国ミリアント・コーポレーション(本社:マサチューセッツ州ボストン)と、C4ケミカルをグリーン化するために重要なバイオコハク酸の製造販売に関する戦略提携契約を締結したと発表した。

契約締結に基づき、双日は、アジア地域(日本、中国、韓国、台湾)においてバイオコハク酸の独占販売権を獲得した。今後、両社は、バイオコハク酸の量産および新たな誘導体の開発を行い、アジア地域におけるC4グリーンケミカルの事業化を推進する。

両社は、2015年までに最大市場であるアジア地域においてバイオコハク酸工場(年産75,000トン)を立ち上げ、C4グリーンケミカルの安定供給を確立していく。双日は、自社の持つマーケティング機能と物流ネットワークを活用し、グリーンケミカル事業において、取扱規模120億円を目指す考えだ。

両社は、まず、1,4-BDO(ブタンジオール)原料をバイオコハク酸へ転換することでバイオ1,4-BDOの市場の創出を図る。これにより、ポリエステルやウレタン樹脂、ウレタン弾性繊維などがバイオ化されることになる。

今後、1,4-BDOをはじめとした、様々なバイオ誘導体の市場拡大は確実とみられている。前日には、三井物産も、カナダ企業と合弁設立を設立し、バイオコハク酸の製造事業に注力していくことをあきらかにしている。

ミリアント社は、酵素を利用したバイオケミカル製造技術に多くの特許を有する。今回のバイオコハク酸についても、デンプンや糖を原料として固有の酵素により効率的な生産が可能な技術を持つ。その量産製造技術は、メキシコの試験工場(年産100トン)での約1年間の実績を経て実証されており、現在は、米国ルイジアナ州に年産13,500トン(2013年第1四半期稼動予定)のバイオコハク酸工場を建設中である。

C4ケミカルとは、1,4-ブタンジオール(1,4-BG)とテトラヒドロフラン(THF)など、4つの炭素原子を含む物質のことをいい、高機能繊維・自動車・エレクトロニクスなど幅広い産業のさまざまな用途で利用されている。バイオコハク酸は、サトウキビ・トウモロコシ等のバイオマスからグルコースを製造し合成される。

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