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東レ、完全バイオマス原料由来PETの繊維化に成功

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東レは、世界で初めて「完全バイオマス原料由来ポリエチレンテレフタレート(PET)繊維」の試作に成功した。

これは、アメリカの再生可能化学品、先端バイオ燃料会社Gevo社が合成した完全バイオパラキシレンを原料としたもの。Gevo社は、バイオマスを原料とし、独自の先端遺伝子技術で改良した微生物を用いた高効率製造プロセスにより製造したバイオイソブタノールから、商業生産に使用されている化学変換反応によるパラキシレンの合成に成功している。

東レは、今年6月に再生可能なバイオマス原料由来のパラキシレンから自社技術により誘導されたテレフタル酸と、市販のバイオエタノール由来のエチレングリコールを原料とした完全バイオPETの重合に成功。また、これにより得られたバイオマス由来PETが、石油由来PETと同等の特性を有していることも確認した。

そして今回、世界で初めて完全バイオマス原料由来PETの繊維化に至った。これまでも100%植物由来のペットボトルなどのPET製品は存在したが、バイオマス由来100%のPET繊維は存在しなかった。

PETは、最も生産量の大きい石油化学製品の一つ。PETを原料とするポリエステル繊維は、世界で年間約4,000万トン生産され、生活や産業のいたるところで使用されている。

今回の試作は実験室レベルだが、バイオマス原料のみからなるポリエステル繊維の製造が可能であることを証明したことによって、持続可能な低炭素社会の実現に貢献する大きな一歩になりそうだ。

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