村田製作所、エネルギー・ハーベスティングで電池不要の照明スイッチを実証

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本システムでは、エネルギー・ハーベスティングの整合性が高い無線通信システム「EnOcean」を使用した無線スイッチと、無線通信規格「ZigBeeR」を組み合わせ、電池不要の無線照明制御システムを実現した。具体的には、1.人がスイッチを押す圧力を電磁誘導で電力に変換し、この電力を用いてEnOceanによる無線通信で信号を送信、2.無線照明制御親機がEnOcean無線通信をZigBeeR無線通信に変換、3.無線照明制御子機がZigBeeR無線通信を受信し、AC100V制御リレーを動作させることで照明器具の点灯・消灯を行う。

スイッチ部に電池や外部からの電源供給が不要なため、屋内の配線も不要。その他、メンテナンスフリーで使用できるエネルギーを使用、障害物のない空間で200〜300mの通信が可能などの特徴を持つ。本システムの用途として、照明制御のほか、リモートコントローラ、空調制御、ビルオートメーション、ホームオートメーションなどでの利用が見込まれている。

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