環境ビジネス編集部
最終更新日: 2012年06月29日
富士通は、国内で初めて、銅を含有する工場廃水から、効率的に銅を回収する東芝製の新しい水処理システムを長野工場に導入し、6月27日から運用を開始すると発表した。本システムの導入により、薬品の種類を4分の1へ大幅削減することも可能となるため、環境負荷と運用コストの削減、さらに処理時間の短縮、施設の省スペース化を実現する。
本システムでは、廃水をろ過する際に磁性体の機能粉を用いることで、中和剤以外の薬品を使用せずに、銅含有スラッジ(廃水処理過程で生じる固形物質)から、廃水処理薬品などの不純物が少なく高濃度(90パーセント以上)な銅を回収し有償化することができる。
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