富士経済、2030年 太陽熱発電4.2倍、洋上風力発電8倍の拡大を予測

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富士経済は「発電」「蓄電」「給電」「変換」「熱・燃料デバイス」の5分野47の次世代型の有望エネルギーシステムの世界市場を調査し、報告書「発電・蓄電・給電・変換 先端新技術の将来展望 2012」としてまとめた。この中で2030年には「洋上風力発電」は11年比8倍、3兆875億円、「太陽熱発電」は同4.2倍、2兆1,600億円、「定置型電力貯蔵システム」は同8.4倍、1,434億円、「地熱バイナリー発電」は同30.8倍、4,305億円に拡大すると予測している。

「洋上風力発電」

20~30年の間は大幅に市場が拡大するが、30年以降は更新需要中心に切り替わると予測。大型風車を用いた大規模発電所建設によるコストの低減が期待される。海外では、再生可能エネルギー導入目標に向けて大規模発電所の設置が進められており、政府が中心となって産業育成の国家政策に組み込まれ市場は順調に拡大していく見通し。国内では、洋上風力発電の実証実験や開発が進んでいるが、大規模な発電所建設には、インフラ投資に関して政府の明確な指針が示されることが必要で、本格的な市場の立ち上がりは15年前後になると予想している。

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