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バイオマスエネルギーでジェット燃料を NEDOの研究委託先が決定

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新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は「戦略的次世代バイオマスエネルギー利用技術開発事業(次世代技術開発)」に対する応募提案について、外部有識者からなる採択審査委員会及びNEDOの審査を経て8件の委託研究予定先を決定した。事業期間は平成24年度~平成25年度(最大4年間)。

同事業は「クールアース50」における2050年の温室効果ガス排出量の大幅削減目標達成に向け、「Cool Earth-エネルギー革新技術計画」ロードマップにおいて2030年頃の実用化を目標とする技術として位置づけられている「BTL」「微細藻類由来バイオ燃料」製造技術等の次世代バイオ燃料製造技術について、研究開発を実施する。

今回、対象となるのは(1)軽油及びジェット燃料代替バイオ燃料製造技術開発(2)その他の燃料で画期的な技術開発の2分野。

軽油及びジェット燃料代替バイオ燃料製造技術開発においては、BTL、微細藻類由来バイオ燃料製造技術等の軽油代替燃料及びジェット燃料代替のための研究開発を実施。特にBTLについては「ガス化プロセスと液化反応のマッチングシステムの構築」「木質バイオマスの熱分解による直接的な燃料油製造技術の開発」、微細藻類由来バイオ燃料については「油分生産性の優れた微細藻類の育種・改良、培養技術の開発」を重点課題とする。

その他の燃料で画期的な技術開発においては(1)の軽油及びジェット燃料代替バイオ燃料製造技術開発製造技術を重点的に採択するが、(1)以外でも新規性・独創性があり、技術的・経済的に優れている研究開発は対象とすることがある。

なお「BTL」はバイオマスを熱化学的にガス化し、精製したガスから触媒を用いて液体燃料を得る技術、あるいは得られる液体燃料。「微細藻類由来バイオ燃料」は油分を高効率で蓄積する性質を持つ微細藻類を原料として製造された液体燃料。

委託予定先は以下の通り。

テーマ名 委託予定先
<軽油及びジェット燃料代替バイオ燃料製造技術開発(BTL 関係)>
1 革新的噴流床ガス化とAnti-ASF型FT合成によるバイオジェット燃料製造システムの研究開発 三菱重工業株式会社
国立大学法人富山大学
2 水熱処理とゼオライト触媒反応による高品質バイオ燃料製造プロセスの研究開発  国立大学法人鹿児島大学
千代田化工建設株式会社 
3 ABC(Advanced Biomass Co-gasification)次世代バイオマス液体燃料製造システム技術の開発  一般財団法人石炭エネルギーセンター
国立大学法人岐阜大学 
4 高含水バイオマス水熱液化による燃料製造とエネルギー転換技術の開発  株式会社アイテック
国立大学法人東北大学 
5 バイオマスから高品位液体燃料を製造する水蒸気―水添ハイブリッドガス化液体燃料製造プロセスの研究開発  国立大学法人群馬大学
株式会社キンセイ産業
<軽油及びジェット燃料代替バイオ燃料製造技術開発(微細藻類由来バイオ燃料関係)>
6 微細藻類バイオ燃料製造に関する実用化技術強化の研究開発  JX日鉱日石エネルギー株式会社
ヤンマー株式会社
独立行政法人製品評価技術基盤機構
学校法人近畿大学
国立大学法人京都大学 
7 海洋性緑藻の油脂生産技術の研究開発  国立大学法人神戸大学大学
共同利用機関法人自然科学研究機構基礎生物学研究所
DIC株式会社
8 微細藻類の改良による高速培養と藻体濃縮の一体化方法の研究開発  株式会社 IHI
国立大学法人神戸大学
株式会社ネオ・モルガン研究所

参考:NEDO - 平成24年度「戦略的次世代バイオマスエネルギー利用技術開発事業(次世代技術開発)」に係る実施体制の決定について

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