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ユニチカ、セシウム吸着繊維材開発 震災復興に貢献

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ユニチカ、セシウム吸着繊維材開発 震災復興に貢献

ユニチカトレーディングは、瓦礫やゴミ処分場焼却灰などから漏れ出し、水中に溶出しているセシウムを選択的に吸着させることが可能なプルシアンブルーを利用したセシウム吸着繊維材「CSCATCHER(シーエスキャッチャー)」を産業技術総合研究所との共同研究によって開発した。

同製品は、セシウムを選択的に吸着することで知られるプルシアンブルーを繊維表面に強固に担持させたもの。同製品の特長は、以下の通り。

(1)高いセシウム吸着性能

同製品に使用するプルシアンブルーは、産総研の独自技術によりナノサイズ化したもので、通常のプルシアンブルーよりも表面積が圧倒的に大きく、より高いセシウム吸着性能を示す。

(2)プルシアンブルーの繊維への高い担持力

放射性セシウムを吸着したプルシアンブルーが繊維から脱落することによる二次汚染を低く抑えることが可能。

(3)さまざまな形態の繊維材料への適用が可能

綿・糸・織編物・不織布等、さまざまな形態の繊維材料への適用が可能で、多くの用途への対応が可能。

これらの特長をいかし、今後は、焼却炉の灰に含まれるセシウムの吸着や、農業用水のフィルターなど除染に関わるさまざまな用途に提案し、復興地域での採用を目指す。また、ユニチカグループでは、復興地域再生支援チームを立ち上げ、不織布や産業資材、繊維、環境調査・計測などの各分野で、これまで蓄積してきた技術や実績を活かし、復興地域再生をサポートしていく。

東日本大震災によって起きた福島第一原子力発電所の事故では、人体や環境へ影響を与える放射性セシウムなど放射性物質の飛散が確認され、山林に蓄積したり、ゴミ焼却時に発生する焼却灰に含まれる放射性セシウムなどの放射性物質が、降雨などによって環境水に流出する放射線汚染地域の拡大が問題になっている。このような事態に対して、同社は放射能汚染地域の拡大防止に貢献する素材開発を産総研と共同で進め、これまでに培ってきた繊維加工技術を応用することで、セシウム吸着繊維材「CSCATCHER」の開発に至った。

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