環境ビジネス編集部
最終更新日: 2012年09月18日
三菱重工業は、米国電力大手のサザンカンパニーと共同で、世界で初となる石炭火力発電所排ガスからのCO2回収・貯留一貫実証試験を開始したと発表した。本実証試験の成果をもとに、石炭焚き排ガスからのCO2回収技術の商用化実現へとつなげていく計画だ。
今回、両社が共同で進めている石炭火力発電所排ガスからのCO2回収・貯留実証試験で、回収したCO2の地下への注入が始まった。排ガス中に煤塵などの不純物が多い石炭火力発電所を対象に、1日500トン規模のCO2回収と貯留を一貫して行うのは世界で初めてとなる。