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千代田化工建設、高温溶融塩を熱媒とした次世代型太陽熱発電事業強化で伊企業に出資

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千代田化工建設は、高温溶融塩を熱媒とした溶融塩パラボリックトラフ型太陽熱発電(MSPT-CSP)関連事業の推進のため、アルキメデ・ソーラー・エナジー(ASE)社(本社:イタリア)へ出資したと発表した。

ASE社は、MSPT-CSP(Molten Salt Parabolic Trough-Concentrated Solar Power)の核となる技術である溶融塩集熱管を製造できる世界で唯一のメーカー。パラボリックトラフ型太陽熱発電は、曲面の鏡を用いて集熱管に太陽光を集光し、熱媒を加熱し蒸気を生成し発電を行う方式。従来方式では、この熱媒に合成油を用いて390℃付近で運転してきた。それに対して、MSPT-CSPは、溶融塩を熱媒として550℃程度での高効率発電を可能とする、次世代型の太陽熱発電。溶融塩の蓄熱性能の高さを活かした設備の簡略化、投資コストの削減が期待されている。

同社とASE社は、昨年6月に、MSPT-CSP事業開発で協力していく提携協定を締結し、デモプラントの建設や実証運転への準備を進めてきた。今般、イタリアで2013年1月より太陽熱対象の電力固定価格買取制度(FIT)が施行されることとなり、多数の事業申請が準備される状況のもと、同社はMSPT-CSPに関連する事業分野開拓を加速し強化するため、ASE社に出資し15%の株式を所有した。なお、残りの85%はASE社の親会社であるアンジェラアントニ社(Angelantoni Industrie S.p.A.)が引き続き保有する。

同社は、この業界やビジネスに精通するASE社への資本参加をきっかけに、太陽熱発電所のEPC(設計・調達・建設)業務の受注とともにASE社の集熱管販売の拡大を目指しながら、太陽熱発電事業への参画も視野に活動を強化していく。また、イタリア国内におけるFITを活用した太陽熱発電のEPC及び各種の事業機会を足がかりに、将来的には、中東・北アフリカ地域へと事業拡大を図っていく計画だ。

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