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太陽光発電システム設置架台市場、2011~2016年度の年平均成長率13.3%

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太陽光発電システム設置架台市場、2011~2016年度の年平均成長率13.3%

矢野経済研究所は、太陽光発電システムインテグレーター、太陽光発電システム設置架台メーカーなどを対象に「国内太陽光発電システム設置架台市場」の調査を実施し、その結果を発表した。これによると、2011年度の太陽光発電システム設置架台市場規模は、前年度比横ばいの452億円。設置架台の新製品は「部品点数削減」「施工性向上」「屋根に穴をあけない」がキーワード。2011年度から2016年度までの年平均成長率は13.3%と予測している。調査結果の概要は以下の通り。

【1】市場概況

余剰電力買取制度の開始により、住宅用を中心に太陽光発電システムの導入が急増した2009年度が前年度比219.2%の257億円、2010年度が同172.3%の443億円と大幅な拡大を続けた。2011年度は、教育施設への導入が前年度で一段落したこと、導入補助制度の新規募集の停止等により公共・産業用太陽光発電システムの需要が若干減少したものの、住宅用太陽光発電システム需要が堅調に拡大したことから、ほぼ横ばいの前年度比102.0%の452億円となった。

【2】注目すべき動向

「住宅用太陽光発電システム向け」は、太陽電池パネルの調達先の多様化に伴い、大手太陽電池メーカー以外のいわゆる「太陽光発電システムインテグレーター」が太陽光発電システムを構築するケースが増加。これらのシステムインテグレーターへの供給目的の新規参入は今後も続くと予測。

「公共・産業用太陽光発電システム向け」は、再生可能エネルギーの固定価格買取制度により、売電用を中心に市場が急拡大することが確実視されているのに加え、太陽電池パネルの設置場所も「地上設置」と「工場・倉庫屋根設置」にある程度集約されるなど、市場環境が整った結果、設置架台メーカーは、地上設置型や工場・倉庫屋根設置型の製品をそろえ、システムインテグレーターへの販売に注力している。

これらの新規参入メーカーの多くは、部品点数と施工工数の削減によるコスト低減を狙った製品や、特殊な基礎金具や磁石、接着剤等を用いることにより屋根に穴をあけることなく設置することが可能な製品など、特色ある設置架台を市場に投入している。

【3】将来予測

新築住宅においては「屋根材一体型」の太陽電池パネルの採用が広がるものの、既築住宅においては今後も設置架台で屋根上に設置される。一方、再生エネルギーの全量買取制度の開始により、公共・産業用太陽光発電システムの導入が急増するため、太陽光発電システム設置架台市場は今後も順調に成長し、2011年度から2016年度までの年平均成長率は13.3%で推移し、2016年度の同市場規模は842億円に拡大すると予測。

なお、同調査における「太陽光発電システム設置架台」は、太陽電池パネルを住宅や学校・役所などの公共建築物、工場・倉庫の屋根上や敷地内に設置・固定するために必要な施工部材を指す。一般的には、パネルを地上や建物に設置するための基礎となる「設置基礎、基礎金具」パネルを支える「ラック、レール」パネルをラック等に固定する「取付金具」により構成される。

【参考】
コラム - 太陽光発電事業のカギを握る「設置方法」(1) 軽く、安く、強く進化する架台

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