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食品廃棄物から生分解性プラスチックを製造する新技術誕生

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食品廃棄物から生分解性プラスチック原料を作り出す新技術

食品廃棄物から生分解性プラスチック原料を作り出す新技術

乳酸菌

乳酸菌

九州大学教授の酒井謙二氏らのグループが、乳酸菌を使って殺菌処理なしで食品廃棄物から生分解性プラスチックの原料を作り出す技術を開発した。

従来の方法では、食品廃棄物を加熱殺菌処理するため大掛かりな設備が必要とされていたが、今回の新技術では、装置を簡素化でき、コストダウンにもつながると見込まれている。

乳酸菌には、糖を分解して乳酸を作る作用がある。これを応用して、食品廃棄物を乳酸菌で発酵させ、生分解性プラスチックの原料となる L-乳酸を作る研究は、既に酒井教授らの共同研究グループにより行われていた。しかし、生産性や、コストもかかることから実用化は難しいとされていた。

今回、同研究グループは、土壌から耐熱性のある乳酸菌を発見。この乳酸菌を使うことによって生産性が従来の方法に比べて 2.7 倍となり、実用化への期待が一気に高まった。

研究グループは、自治体が回収した食品廃棄物をリサイクル会社が糖とそれ以外のものに分離。糖以外の成分は肥料などに活用する。糖はリサイクル会社から化学会社が買い取り、今回の新技術を用いて L-乳酸を生成、生分解性プラスチックに加工するという一連のリサイクルシステムを考案している。

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