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最先端の温暖化防止技術をPRするもマイナス6%達成危ぶまれる

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G8洞爺湖サミットゼロエミッションハウス

福田康夫首相による7月9日の議長記者会見

福田康夫首相による7月9日の議長記者会見

ゼロエミッションハウス

国内外から大勢の報道陣が詰め掛けたゼロエミッションハウス

洞爺湖サミットでは、経済産業省が、世界最先端といわれる日本の新エネ・省エネ・環境技術を集結した「ゼロエミッションハウス」 を展示した。
ゼロエミッションハウス関連の写真

建設に協力したのは、2005年から「アクションプラン20」と銘打ち、居住時のエネルギー消費に伴うCO2排出量6%削減(1990年比)に取り組んできた積水ハウス。屋根にはシャープ製の瓦型太陽光発電システム14.5kWと、室内温度を下げる効果が期待できる緑化屋根を搭載。また炭素繊維の軽いブレードでビルの屋上でも効率よく発電できる、ゼファー製の小型風力発電機も設置されている。さらに、家庭用燃料電池システムや、高効率ヒートポンプ給湯機、コードレスでも電力供給が可能なポータブルリチウム電源装置などにより、CO2排出量よりもCO2削減量が上回る、近未来型住宅となっている。

他にも、都市ごみ焼却灰を主原料としてつくられたエコセメントや廃材から作られた木質材、湿度を調節できる建材、自然光利用の照明や有機EL照明、花粉などの侵入を低減する換気システム等々、最新のテクノロジーを結集。

日本の優れた技術力を持ってすれば、温暖化対策も快適で経済効果のあるものになることを世界にアピールした。 サミットについての国内外の報道のなかには、温暖化防止に一定の成果を認める声と批判的な声とが入り乱れる。 なかにはマイナス6%の温暖化ガス削減目標を達成できない日本政府を揶揄する声も。 企業の地道な努力の成果はゼロエミッションハウスに盛りだくさんだが、普及が伴わないのは政治的リーダーシップの欠如が原因といわれる。 福田首相には間違っても「肩の荷がおりた」と思わず、引き続き外交手腕を発揮していただきたい。

北海道洞爺湖サミット首脳宣言

(1)世界経済
インフレ圧力高める石油価格高騰に対し、 需給バランスの改善と市場透明性向上のための具体的な行動必要。 エネルギー効率と新技術に焦点を当てたエネルギーフォーラム第1回会合を今秋開催で賛同得る。

(2)環境・気候変動
・温暖化、資源枯渇等の課題に対処すべく、G8は、2050年までに世界全体の排出量の50%削減を達成するビジョンを、UNFCCC締約国と共有、採択目指す。
・G8は野心的な中期の国別総量目標を実施。
・セクター別アプローチの有効性を認識。
・主要排出国は09年末までに拘束力のある削減目標を設定で合意。
・G8首脳は世銀の「気候投資基金」設立を歓迎。

(3)開発・アフリカ
・ミレニアム開発目標(MDGs)の達成に向け、保健分野に重点を置き、新たな協力を打ち出す。
・政府開発援助を11年以降も増加させる。

(4)政治問題
・北朝鮮の完全な核放棄と拉致問題解決。
・イランの核開発に強い懸念。「対話」と「圧力」を並行して進めることで一致 など。

参加国・団体
G8、オーストラリア、ブラジル、中国、インド、インドネシア、メキシコ、韓国、南アフリカ、アルジェリア、エチオピア、ガーナ、ナイジェリア、セネガル、タンザニア、国連事務総長、世銀総裁、IMF専務理事、OECD事務総長、IEA事務局長

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