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触媒劣化、水素タンクの課題を克服 水で発電する燃料電池システム

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ウォーターエネルギーシステム

120Wの燃料電池システム。40枚のセルが直列接続されており、250ccの水で1時間半ほど発電できるという。

ジェネパックス(大阪市淀川区)は、水で発電する「ウォーターエネルギーシステム」(以下、WES)を開発したと発表した。WESの基本的な仕組みは、水素燃料電池と同じだが、水素燃料電池が水素と酸素を供給して発電するのに対し、WESは、水と酸素を含んだ空気を供給し、システム内で化学反応により水を水素と酸素に分解して発電する。

水素燃料電池の場合、 供給する水素を取り出す際に化石燃料を使うためCO2が発生するが、WESでは、そのプロセスがないため、 「化石燃料も必要なく、CO2の発生もない」 (平澤潔社長)。 さらに、水素を貯蔵しておく高圧タンクも必要もないため、安全性も高い。

ジェネパックスでは、WESを家庭や電気自動車などへの利用を想定しているほか、 災害時の電源としても活用できるとしている。 なお、価格は、現状では、1台200万円程度だが、 「量産により1/10程度まで下げたい」(平澤社長) とのことで、 年内をメドに量産体制を整える計画だという。

WESはマスコミでも注目を集めるが、 同社が開発した水を化学分解するMEA(膜/電極接合体)について、 その仕組みが明らかにされていないためか、 技術の信頼性を疑問視する専門家の声も聞かれる。 新たな技術に批判は付き物。 量産化により真の性能が明らかになることに期待が寄せられる。

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