純水素燃料で10kW級SOFCを搭載した電源車両を開発

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純水素燃料で10kW級SOFCを搭載した電源車両を開発

岩谷産業は燃料電池電源車を開発した。10kW級の固体酸化物型燃料電池(SOFC)を搭載し、燃料には水素を使用するため、発電時のCO2排出はゼロになる。同社がNEDOの助成を受けて開発したもので、用途は屋外のイベント会場などが見込まれる。

岩谷産業は「純水素型燃料電池を搭載する移動式電源車」を開発、専用の水素トレーラーとともに完成したと発表した。同車両は東京・渋谷区で開催された環境イベント「アースデイ東京2009」のステージへ電源供給を行い、その性能を証明した。同車両は新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業「新利用形態燃料電池標準化等技術開発」の助成を受けて開発したもので、同社は今後試験的運用により、実用化へ向けた改善を加え、2011年度には商品化を目指すという。

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