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三菱化学、バイオプラスチック事業を加速、仏メーカーと車内装部材用を共同開発

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三菱化学、バイオプラスチック事業を加速、仏メーカーと車内装部材用を共同開発

三菱化学は、仏自動車部品メーカーのフォルシア社(Faurecia)と、自動車内装部材に使用するバイオプラスチックについて、共同研究開発を進めることで合意した。両社は2014年をめどに、自動車内装部材に適した性能を有し、かつ植物原料を用いたポリブチレンサクシネート(PBS)の開発を目指す。

同社は、サステイナブルリソース事業として、植物を原料とした化学品の事業化を加速させており、化学品原料を植物由来に転換するバイオ化学品生産から、環境対応プラスチックの生産、用途に合わせた加工、マーケティングまで一貫で取り組む。また、同社が属する三菱ケミカルホールディングスグループは、2025年をめどに、既存の石油由来原料の消費量の20%相当を植物由来に転換することを目標にしている。今回のフォルシア社との提携による自動車分野での本格的な実用化も契機として、サステイナブルリソース事業をいっそう推進していく考えだ。

フォルシア社は連結売上高世界第6位の自動車部品メーカーで、自動車の内装システムにおいて世界屈指の技術を有する。同社は、燃費向上のための軽量化や、部材リサイクル率の向上など、欧州をはじめとした自動車産業における環境配慮政策に対して率先した取り組みを行っており、特に内装部材に関しては、使用するプラスチックの大部分を植物原料由来へ代替することを目指している。

三菱化学は、サステイナブルリソース事業において、石油化学製品の製造で培われた高度なプロセス技術と、多様な高機能樹脂ラインナップに基づく幅広い応用技術を用いて、バイオプラスチックの一種であるPBS「GS Pla®」を開発し、製造・マーケティングを行っている。また、PBSの原料であるコハク酸を植物原料化したPBSの開発も行っており、多数の有力な特許を用いて、植物原料由来PBS分野における極めて強力なポジションの構築を進めている。

植物原料由来のコハク酸については、そのパイオニアであるカナダのバイオアンバー社(BioAmber社)と提携し、いっそう高効率な製造プロセスの確立を目指している。コハク酸を植物原料化したPBSについては、タイのPTT社と折半出資し、子会社PTT MCCバイオケム社をタイに設立しており、2015年を目標に年産2万トンのPBSプラントを建設する予定。このPBSプラントでは、バイオアンバー社との提携による高効率なプロセスで製造されたコハク酸を原料として使用する計画だ。フォルシア社との連携による自動車内装部材に使用するバイオプラスチックの開発は、タイで生産されるPBSの用途開発となる。

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