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ソーラーフロンティア、カドミウムフリー薄膜系太陽電池セルで世界最高変換効率達成

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ソーラーフロンティアは、NEDOとの共同研究を受けて、カドミウムを含まない薄膜太陽電池のセル(約0.5平方センチメートル)として世界記録となるエネルギー変換効率19.7%(産業技術総合研究所で測定)を達成したと発表した。今回の世界記録は、小面積用に開発したセルではなく30cm角基板から切り出したセルで実現したもので、同社では今後の大面積化のポテンシャルの高さを証明するものと説明する。

ソーラーフロンティア昭和シェル石油の100%子会社で、独自技術により、銅(Copper)、インジウム(Indium)、セレン(Selenium)を使用したCIS薄膜太陽電池の生産・販売を行っている。

また、これまで同社が採用しているセレン化硫化法は量産には適している一方で同時蒸着法による変換効率には及ばないとされてきたが、今回の記録によりこのCIS技術の常識を塗り替えることとなった。これまでのカドミウムを含まない薄膜系太陽電池セルの変換効率の世界記録は2003年に達成された18.6%で、今回の結果はこれを1%以上更新した。また今回の記録は、カドミウムを含む薄膜系太陽電池全体としての世界記録である20.3%にも迫る数値となる。

同社が2011年2月より商業生産を開始した国富工場(年産能力900MW)は、CIS薄膜太陽電池の生産工場として世界トップクラスを誇る。同社製CIS薄膜太陽電池は、原料からリサイクル処理まで高い環境意識で設計・生産されていることを特長とする。同社では、今回達成された基礎技術を応用することで今後更に高い実発電量が実現できるとしている。引き続き技術力の向上に取り組み、カドミウムを含む薄膜系全体としても世界記録の達成を目指す考えだ。

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