
東京農工大学は、トクヤマと共同で、世界トップレベルの出力特性を有す「深紫外線LED」の作製に成功した。トクヤマは今年中にユーザー評価を開始し、2015年度までの事業化を目指す。東京農工大では、殺ウイルス、植物育成制御分野など様々な分野でクリーン、長寿命、小型、低消費エネルギーな深紫外線LEDの特徴を活かした新市場の創出を検討する。
現在、医療、浄水、食品分野における殺菌には水銀ランプが大量に使用されているが、消費電力が大きく、有毒物質である水銀を多く含むことから高環境負荷なデバイスとなっている。今年、国際的な水銀規制新条約が採択される予定であり、水銀フリーが世界の潮流となりつつある。そのため小型で高効率な省エネ代替光源として、深紫外線LEDの開発が国内外で活発化している。
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