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富士経済のリモート監視市場調査、2015年のEMS市場は11年比3割拡大と予測

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富士経済は、国内のリモート監視市場を調査し、その結果を報告書「2013リモート監視関連市場徹底総調査」として発表した。同報告書では、4分野19品目の「サービス市場」と4分野33品目の「ハードウェア市場」を合算したリモート監視関連市場は、2012年は1兆5,609億円の見込み、2015年には1兆7,771億円に拡大すると予測している。

調査結果の概要は以下の通り。

【サービス市場】
クラウドサービスの普及で活性化

■家庭向け(防犯・防災、都市ガス監視、在宅健康管理などのサービス)

2012年は1,026億円の見込み、2015年は2011年比30.4%増の1,248億円の予測。
セキュリティを主とする居住者への異常検知報告や現場駆けつけなどのサービスがあるためASPの利用が多い。現状では防犯防災サービスが底堅く、高齢者世帯の増加による安否確認サービスの拡大が予測される。

■ビル向け(エレベータ監視、防犯・防災監視などのサービス)

2012年は7,983億円の見込み、2015年は2011年比9.0%増の8,482億円の予測。
市場は更新需要を中心に安定しており、今後も堅調に拡大すると予測。エレベータ、受変電設備などのセキュリティや設備メンテナンスが中心だが、省エネ監視/制御の需要が高まっている。また、エレベータや空調など設備単体の管理から、ビル全体の管理やエネルギー管理へサービス拡充を狙う事業者も多い。

■商業店舗向け(売上管理、冷凍・冷蔵ショーケース監視などのサービス)

2012年は125億円の見込み、2015年は2011年比1.6%増の124億円の予測。
CVS、食品スーパー、銀行など小規模店舗を多数展開する事業者がメインユーザーだが、小売店舗数の頭打ちや消費税増税による設備投資意欲の冷え込みが懸念される。依然としてセキュリティ関連サービスが中心の市場だが、ビル向け同様エネルギー管理サービスのニーズが高まっている。

■工場・プラント向け(生産管理、ボイラ監視などのサービス)

2012年は2,022億円の見込み、2015年は2011年比21.2%増の2,327億円の予測。
ASPサービスは社外でデータを管理するため、生産管理情報やボイラの運転状況などの情報漏えいを懸念する大手事業者は自主運営によるシステム構築が一般的。しかし、クラウドサービスの普及にともないネットワークセキュリティの強化も進み、システムの維持コスト削減を目的に中小規模事業者でASPサービスの採用が徐々に増加し、市場の本格化が期待される。

【ハードウェア市場】
EMS市場拡大、デジタル化などでネットワークへの対応が進む

2012年は4,454億円の見込み、2015年は2011年比29.9%増の5,590億円の予測。
空調、照明、設備機器などの電力設備における使用量データの収集や設備の最適制御といったEMS関連の需要増加、機器のデジタル化、通信モジュールの多様化などによりハードウェア市場は拡大が予測される。今後ビッグデータの活用が本格化することで、ハードウェア及び通信モジュールにおける通信ネットワークへの対応がより重要性を増す。

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