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大林組、エレベーターを止めずにシャフト内のアスベストを除去する工法を開発

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大林組、エレベーターを止めずにシャフト内のアスベストを除去する工法を開発

大林組は、建物などのエレベーターシャフト(昇降路)内に耐火被覆材として吹き付けられているアスベストを、効率よく除去する工法「エレベストカット隔壁工法」を開発し適用を開始した。本工法により、工事中のビル居住者の利便性を向上させるとともに、工期の短縮と低コスト化を実現した。

本工法は、同一シャフト内にあるエレベーターの間に隔壁を設けることで、休止させるエレベーター台数を最小限にしながらシャフト内のアスベストを除去するもの。同一シャフト内に設置された複数のエレベーターを個別に停止させながら除去することで、エレベーターの稼働停止台数や期間を最小限に抑える。

また、アスベスト除去では、同社が先行開発した、ドライアイスを吹き付けることでアスベストを除去する技術「ハイカット工法」を採用し、従来のかき落とし工法と比べて確実にアスベストを除去する。さらに、仮設ゴンドラの使用により、従来工法で用いていた足場の設置工事が不要となることや、隔壁を設けることで同一シャフト内の他のエレベーターの運行中も作業が可能となることで、工期は従来工法の3分の2に短縮する。コストも、従来工法と比較して同程度以下とすることができる。

本工法は現在、都内某ビルにて適用済みで、また、この隔壁構築技術を用いて都内の別のビルでも封じ込め工事を実施中である。

築24年以上の建物のエレベーターについては、国内の大手メーカーが保守のための部品供給を2012年前後に停止することを相次いで発表。この「エレベーター2012年問題」を受けて、エレベーターの更新時期を迎えている。一方、これらの建物の多くでは、エレベーターシャフト内の耐火被覆材としてアスベストが吹き付けられており、除去や封じ込めが必要になる。特に、高層建物での対策工事では、同一シャフト内に複数のエレベーターが設置されているため、それらのエレベーターを長期にわたり全基停止しなければならず、ビル居住者の利便性が著しく損なわれていた。

大林組は、これまで培ってきたアスベスト除去に関する「ハイカット工法」、「エレベストカット工法」(仮設ゴンドラを設置する工法)、「エレベストカット隔壁工法」を幅広く展開して、顧客のあらゆる要望に対応していく考えだ。

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