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世界のバイオマス市場、2030年までに37億トン市場へ成長の見込み

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ラックスリサーチ(米国・ボストン)は、調査レポート「バイオマス市場:現状と2030年までの市場予測」をとりまとめた。再生可能な有機資源利用を奨励する政策に後押しされる形で今後バイオマスの需要は急増し、2030年までには37億トン市場にまで成長すると予測する。

同社にてバイオ素材・バイオケミカル分野を担当するリサーチアナリスト、ケリブ・ケーシュ氏は、本レポートにて下記のように指摘する。

 年間10億トン規模のバイオマスを確保したとしても、石油資源由来の化学製品のたった3%をバイオベースのものに移行できるだけでしかない。
 2030年のバイオマス需要に見合うレベルで供給規模を確保していくためには、資源作物の品種改良、バリューチェーンや物流システムの刷新、灌漑システムやバイオセンサーなど農業技術全体の改善など、技術革新が急務。


同社では、バイオマス製造工場・関連施設に関するグローバルデータベースを構築し、1,715の稼動中・稼動予定の施設でのキャパシティデータを収集。このデータより、バイオマス供給側の現状を把握し、また同時に市場に大きなインパクトを与えうる革新的なバイオマス変換技術を分析・評価した。同社では、特に以下の3つのトレンドに注目する。

廃棄物利用が増加

一般廃棄物、二酸化炭素や燃焼排気ガスなどの廃ガスを供給原料として利用する傾向が強まっている。LanzaTech社は、廃ガスよりエタノールや2、3ブタンジオールを生産しており、またFulcrum BioEnergy社では一般廃棄物のガス化工場への出資を発表した。

物流面での改善による低コスト化の実現

Sweetwater Energy社、BlackGold Biofuels社などは、ハブアンドスポークモデルを取り入れ、中央変換施設以外にもバイオマス変換施設を随所に設置し、物流コストの低減を実現している。

資源作物の品種改良による生産性向上

企業や大学の研究所において、資源作物の品種改良への取り組みが行われています。BASF社、Mendel Biotechnology社、Evogene社では乾燥や害虫への耐久性強化、窒素同化能力の向上など、品種改良への研究開発が実施されている。

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ラックスリサーチは、先端技術分野における戦略的アドバイスや最新情報を継続的に提供するアドバイザリー会社。事業会社、金融機関、政府関連の意思決定プロセスにおいて、多くのリーダーが同社の情報を活用している。独自の研究と世界に広がるネットワークを駆使した唯一無二な調査方法により、オープンイノベーションおよびテクノロジースカウティングを行っている。

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