> > 東京都のPM2.5調査、今年も環境管理センターが受注

東京都のPM2.5調査、今年も環境管理センターが受注

記事を保存

環境測定分析機関の環境管理センターは、東京都発注の「大気中微小粒子状物質(PM2.5)の採取及び成分分析調査委託」を落札した。

都では、環境基準の達成状況把握のための質量濃度測定だけでなく、発生源の特定とその寄与割合、地域特性、大気中の挙動等を把握し、知見の集積と発生源対策をするために、成分分析を含めた詳細な調査を、全国に先駆け2009年度から継続して実施しており、同センターは、同調査を初年度から5年連続で受注している。

PM2.5は、中国の大気汚染の原因の一つとされ、日本への飛来も問題になっている。日本では、1973年に環境基準で「大気中に比較的長く浮遊し、呼吸器系に吸入される粒径10μm以下の粒子を浮遊粒子状物質(SPM)」と定義。

その後、これらのSPMの中でも粒径2.5μm以下の微小粒子状物質が、呼吸器系の奥深くまで入りやすく、またPM2.5と心肺疾患による過剰死亡率との間に高い相関性が存在するとの疫学的研究報告等から健康への影響が懸念され、2009年に環境基準が定められた。

微小粒子の大部分は、化石燃料が燃焼して生じた一次粒子やガス状の大気汚染物質が大気中で粒子に転換した二次粒子などの人工発生源由来のものであり、これらの粒子は自然由来の粒子よりも毒性が強いと考えられている成分を多く含んでいる。

PM2.5の測定は、主として全体量を把握するための「質量濃度測定」と、物質の由来を特定する「成分分析」がある。

「成分分析」には、主に化石燃料の燃焼や有機化合物の不完全燃焼などに由来する「炭素成分」、化石燃料の燃焼や二次生成や海塩などに由来する「イオン成分」、土壌や石油、鉄鋼などに由来する「金属成分」があり、これらを把握することにより、発生源の寄与を評価できる。

関連セミナー・イベント情報

関連カテゴリ

プレスリリースを受け付けております

環境ビジネスオンラインでは、皆様からの環境に関する情報をお待ちしています。

新製品・新サービス、研究内容、法令情報、イベント・セミナー、海外の環境ビジネス情報など、お気軽にお寄せ下さい。お送り頂いた内容を、編集部にて拝見いたします。

こちらから、必要事項をご記入ください

Copyright © 2012 日本ビジネス出版. All rights reserved.