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製鉄所におけるCO2排出量の計算方法、日本鉄鋼連盟がISOで規格化

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日本鉄鋼連盟は、同連盟が2009年に国際標準化機構(ISO)へ規格化を提案した「鉄鋼CO2排出量・原単位計算方法」が、新規格「ISO14404」として認められたと発表した。同規格は、生産プロセスのCO2効率指標の具体的計算方法を記述したもの。

新規格は、鉄鋼の規格を扱う「TC17(幹事国:日本)」を検討の場とし、鉄鋼の操業を熟知した鉄鋼専門家の科学的知見により検討された「技術に基づくボトムアップアプローチ」を採用。

「日本発の製鉄所効率評価の考え方」をベースに、欧州諸国との交渉・合意をへて、「EU-ETS(EU域内排出量取引制度)」で適用されている計算方式とは一線を画す考え方でISO化した。

同規格の特長は、製鉄所全体をひとつの測定単位とすることで、製鉄所内で発生した副生ガスや排熱の回収・活用など全ての省エネ対策が正しく評価できる点、製鉄所の生産工程の構成差をできるだけ小さくするため、生産工程の一部を外注した際の間接排出を考慮する考え方を大幅に取り入れ、製鉄所の現実の省エネ努力がより反映される点。

このような規格化は、鉄鋼はもとより全産業においても世界初。連盟は「鉄連/環境・エネルギー政策委員会」のもとで官民のメンバーが参加した「鉄鋼CO2 排出量・原単位計算方法ISO 規格化専門委員会」を設立し、規格化に向けて動いてきた。

新規格は、連盟が地球温暖化対策の一環として推進してきたセクトラルアプローチの知見をいかした日本鉄鋼業発の規格。経済産業省も製造産業政策・基準認証政策などの観点から規格化を推進してきたことから、今回の規格化は、わが国産業界の同様の取り組みに対し先鞭をつけるものとして期待されている。

今後、同連盟は、二国間、多国間の官民連携によるセクターイニシアチブ等で、同規格を活用した日本型エネルギー管理手法を積極的に世界に普及させていくことで、地球規模での実効性のある省エネへの貢献に一層努めていきたい考えだ。

【参考】
日本鉄鋼連盟 - 鉄鋼CO2排出量・原単位計算方法(ISO14404)発行について

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