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京都議定書のCO2排出量削減目標、達成の見込み

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環境省は、4月5日に地球温暖化対策推進本部を開催し、2000年度から2011年度までの「京都議定書目標達成計画の進捗状況」の点検を行った。

その結果、全188件の対策のうち、見込みと照合した実績は、見込み通りかそれ以上の対策が3分の2を占めた。

  • 目標達成又は実績のトレンドが見込みを上回っている(57件)
  • 実績のトレンドが概ね見込みどおり(69件)
  • 実績のトレンドが計画策定時の見込みと比べて低い(42件)
  • 定量的なデータが得られないものなどその他(20件)

我が国の温室効果ガスの総排出量は、2011年度速報値で、約13億700万トン(二酸化炭素換算)で、基準年度(原則1990年度)比で3.6%増加している。

「エネルギー起源二酸化炭素の排出量」については、「産業部門」「運輸部門」では目標達成計画の目安を下回っている一方、「家庭部門」「業務その他部門」「エネルギー転換部門」では、目安を上回っている。

「その他の温室効果ガス(非エネルギー起源二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素及び代替フロン等3ガス)の排出量」については、目標達成計画の目安を下回っている。

2008年度から2012年度の京都議定書第一約束期間のうち、実績値が出ている2011年度までの4年間は、森林吸収量の見込み及び京都メカニズムクレジットの取得を加味すると、平均で基準年比9.2%減となり、京都議定書の目標を達成する水準。第一約束期間の最終年度である2012年度については、これまでの実績を踏まえれば、京都議定書の目標は達成可能と見込まれている。

今回の点検で実績のトレンドが見込みを下回っている対策については、目標達成計画の策定時からの状況変化も影響を与えていると考えられるものの、2013年度以降の地球温暖化対策を考える際には、京都議定書目標達成計画の実施及び進捗点検を通じて得られた知見を十分に活用しながら、対策自体の在り方や、活動量の変化が対策量や削減量に与える影響の精査、削減をより確実なものとする施策の在り方についても検討が必要と考えられる。

今後、政府では「当面の地球温暖化対策に関する方針」に基づき、今年11月の国連気候変動枠組条約第19回締約国会議(COP19)までに、25%削減目標をゼロベースで見直す予定。そのための地球温暖化対策計画の策定に向けて、中央環境審議会・産業構造審議会の合同会合を中心に、関係審議会において地球温暖化対策計画に位置付ける対策・施策の検討を実施する。

また、この検討結果を踏まえ、地球温暖化対策推進本部で地球温暖化対策計画の案を作成し、閣議決定する。

【参考】
環境省 - 京都議定書目標達成計画の進捗状況について

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