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山形県の温浴施設、木質バイオマスボイラーを導入 間伐材利用やエネルギー自給を促進

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山形県の温浴施設、木質バイオマスボイラーを導入 間伐材利用やエネルギー自給を促進

協和エクシオ(東京都)は、山形県最上郡金山町の複合施設「グリーンバレー神室(かむろ)」内にある温浴施設「ホットハウスカムロ」の木質バイオマスボイラ導入工事が完了したと発表した。

同ボイラは、木質燃料に対応したボイラで世界有数の実績を持つポリテクニック社(オーストリア)製で、生木チップや樹皮などの木質燃料をボイラで燃焼して得られる熱源を利用し温水や熱水、蒸気として回収するシステム。

金山町は、建築材料として全国に出荷されているブランド杉「金山杉」の産地。今回、町内の製材業者から購入した生木チップと樹皮を燃料に使用することで、町内における循環型リサイクルシステムの構築に貢献するとともに、回収された熱源は、ホットハウスカムロの暖房や温水給湯に利用される。

バイオマスボイラ棟(左)と回収された熱源を利用する温浴施設「ホットハウスカムロ」(右)

バイオマスボイラ棟(左)と回収された熱源を利用する温浴施設「ホットハウスカムロ」(右)

同施設では、これまで重油ボイラを使用していたが、町内の間伐材の利用促進やエネルギー自給体制の構築による化石燃料の削減などを目的に、今回、協和エクシオの木質バイオマスボイラ導入を決定した。

同ボイラは、含水率の高い生木チップ、樹皮も乾燥機による前処理なしで投入が可能。燃焼炉内は各種センサーにより最適な燃焼状態を確保し、良質な灰を自動排出するほか、マルチサイクロン式集じん機によるクリーンな排気ガスの排出、タイマー制御可能な自動煙管清掃装置によるボイラ効率の維持、バックファイア防止機能などを搭載し、燃料供給から灰の排出までの全ての工程を自動運転化している。

また、処理規模に合わせて出力300KWから2万KWの範囲で受注生産が可能。燃焼炉は安定燃焼が可能な段階式ストーカー炉を採用し、熱源からの回収に関しては、ボイラ資格不要な温水(セ氏95度以下)、熱水(120度以下)、蒸気(440度以下)の選定が可能。システムの保守・管理は、各種温度設定やボイラ出力部分のデータ収集・管理に加え、オプションでメーカー及びメンテナンス会社による遠隔監視にも対応している。

工事概要

  • 工事名
    ホットハウスカムロ木質バイオマスボイラ導入工事
  • 工事場所
    山形県最上郡金山町 『グリーンバレー神室』内
    (山形県最上郡金山町大字有屋1400番地)
  • 工事内容
    木質バイオマスボイラの設置およびバイオマスボイラ棟の建設
  • バイオマスボイラ棟建物面積
    151.95平方メートル(延床面積187.97平方メートル)
  • バイオマスボイラ棟建物構造
    木造(金山造り)
  • ボイラ燃料
    生木チップ、バーク(樹皮)
  • ボイラ回収熱源
    温水(セ氏90度)
  • ボイラ出力
    400kw
  • ボイラ寸法
    W1.40×L2.98×H4.00(m)
  • ボイラ重量
    13.00t
  • 受注金額
    176,295,000円(消費税及び地方消費税込)
  • 設計・施工
    株式会社協和エクシオ

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