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三井物産、ブラジルの大型水力発電事業へ出資参画

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三井物産、ブラジルの大型水力発電事業へ出資参画

三井物産は、ブラジルにおいて大型水力発電事業に出資参画すると発表した。同社は新規に設立する投資子会社を通じて、本事業を推進するESBR Participações S.A.(ESBRP)の20%株式をGDFスエズラテンアメリカ(GDF SUEZ Energy Latin America Participações Ltda.)から取得する。本事業の総建設費は2012年12月時点で約160億ブラジルレアル(約8,000億円)と見込まれている。

ブラジルにおいて、水力発電は発電量の約9割を占める基幹電源。本事業は、ブラジル北部マデイラ川で、「ジラウ水力発電所」を開発・運営し、IPP(独立系発電)事業として電力を販売していくもの。既に配電会社をはじめとする電力購入者との30年間の長期売電契約を締結している。

同発電所の総発電容量は3,750MWであり、完成するとブラジルで4位の規模を持つ大型水力発電所となる。また、ブラジル国立経済社会開発銀行(BNDES)及び市中銀行によるプロジェクトファイナンスを組成済みであるほか、関連当局より環境許認可及び営業許可を取得済みであり、2015年に全50機の運転開始を予定している。

また、本事業では、河川の自然な流れを生かした流れ込み式発電を採用しているほか、既存植物の移植や魚類を保護する魚道の設置などを行い、周辺の生物多様性の保全に配慮した発電所を建設・運営する。

三井物産は、GDFスエズ(GDF SUEZ S.A.)の子会社であるGDFスエズラテンアメリカと、本事業に出資参画することで合意し、5月13日に関連諸契約を締結した。ESBRPの20%株式の取得はブラジル関連当局や融資行からの承認取り付けなどの条件充足をもって2013年後半に実行予定となっている。

同社は本事業への参画により、カナダ、欧州、中東・アフリカ、アジア、及びオーストラリアなどで事業を共同展開するGDFスエズとのパートナーシップをより強化し、共同事業を南米へ拡大すると共に、両社の発電ポートフォリオを拡充する。

本事業への参画により三井物産の保有する発電容量は開発・建設中案件を含め6,694MWとなり、このうち水力発電事業は1,287MWと全体の約19%を占める。同社は、引き続き地域及び燃料など発電事業の特性を分散させた優良な事業ポートフォリオの構築を目指し、本件への参画を契機に、今後も高い成長が見込まれるブラジルをはじめとする南米地域においても発電事業を展開していく計画だ。

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