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イオン、大阪ガスと防災対応型店舗で協働、1号店が大阪にオープン

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イオン、大阪ガスと防災対応型店舗で協働、1号店が大阪にオープン

イオンと大阪ガスは、商業施設における非常時の電源確保と省エネルギー・省CO2の取り組みで連携する。両社は、5月31日(金)に全国初の防災対応型スマートイオンとしてグランドオープンする大型商業施設「イオンモール大阪ドームシティ」(大阪市西区)において、地域の防災拠点としての役割を担う「防災」と、環境をまもる「エコ」の機能を備えたエネルギーシステム構築に向けて協働すると発表した。

同モールは、大阪ガスの設備による「非常時の電源確保」や、東日本大震災の経験等を踏まえた「建物の安全性強化」に基づき、地域の防災拠点としての役割を担う。また、効率的なエネルギー利用や省エネ施策を推進し、従来型店舗比で約40%のCO2削減を目指す。

この協働による取り組みは、省CO2性能を向上させつつ地区の防災性能を高める試み、そしてコージェネの排熱融通や、太陽光発電 と発電機能付ガスヒートポンプエアコンを組み合わせた「ソーラーリンクエクセル」の導入によるエネルギー利用における先導性が認められ、国土交通省の「省CO2先導事業」に採択されている。

具体的な取り組み内容は以下の通り。防災については、耐震性の高い中圧導管を活用した「非常用発電機兼用ガスコージェネレーションシステム」を導入する。このガスコージェネによる発電により、通常時はモール全体で必要な電力の約3分の1をまかない、非常時に停電が発生した際は、店舗内の食品売場や防災センター等の重要電源を確保する。

また、エコについては、ガスコージェネを稼動することで生じる「排熱」を、店舗内の空調設備のエネルギー源として利用するとともに、一部を大阪ガスのエネルギープラントへ供給することで地域冷暖房システムの熱源として活用する。また、太陽光発電と発電機能付ガスヒートポンプエアコンを組み合わせた「ソーラーリンクエクセル」を国内商業施設で初導入。曇天時は店内の空調を担うガスヒートポンプエアコンの発電で太陽光の発電量を補完することで、安定した電力供給を実現する。発電機能付ガスヒートポンプエアコンは、ガスエンジンでコンプレッサーを駆動し、ヒートポンプによって冷暖房を行う空調システム。エンジンでコンプレッサーと小型発電機を駆動することで空調と発電を同時にできる。

イオンモール大阪ドームシティが位置する大阪市西区は、デッキ部分が津波発生時の一時避難場所になっている「京セラドーム大阪」を中心に、周辺には災害拠点病院や行政機関などがあり、防災上重要なエリアとなっている。さらに、大阪ガスにより、地域冷暖房システムなど効率的なエネルギーネットワークが形成されている。そこで両者は、防災的役割が重要な地区に誕生する大規模商業施設である同モールに最先端の技術を導入し、地域の新たな防災拠点とするべく、開発計画段階から協働し、互いのノウハウを同モールに集結させた。

イオンでは、節電・省エネに対するニーズ、今後予想される慢性的な電力供給不足、また東日本大震災の経験を踏まえ、従来の環境に配慮した「エコストア」に新たに“まちぐるみ”の視点を取り入れた次世代型エコストア「スマートイオン」の展開を始めている。これまでに、店舗の周辺の地域特性に合わせた「地域エネルギーマネージメント参加型」、「まちづくり参加型」の2つの「スマートイオン」を出店しているが、「イオンモール大阪ドームシティ」は、これまでにはない「防災対応」に重点を置いた防災対応型スマートイオンの国内1号店としてオープンする。

【参考】
イオンのショッピングモールがスマート化 エネルギーを地域で融通
大阪・岩崎地区の再開発でスマートエネルギーネットワーク 熱と電力を最適制御

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