レアアースを使った66kV超電導電力ケーブル 送電損失従来比1/3以下
新エネルギー・産業技術総合開発機構 (NEDO)の「イットリウム系超電導電力機器技術開発」の実施者である住友電気工業、フジクラ、国際超電導産業技術研究センターは、イットリウム系の高温超電導線材を用いた大電流・低損失の66kV「超電導電力ケーブル」を開発した。超電導電力ケーブルとして世界最大級の5kAの通電が可能で、かつ冷却効率を考慮した上での送電損失を現用の電力ケーブルと比較して1/3以下にできるのが特長。
これにより、第一世代といわれている「ビスマス系超電導ケーブル」が実用化された後のさらなる電力系統の高効率化に資する基礎的な技術が確立したと考えられる。NEDOは、今回の成果をもとに、「超電導ケーブルシステム」の実用化に向け、引き続き積極的に取り組んでいく。
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