化学産業の蒸留工程で50%以上の省エネ NEDO新開発の無機分離膜

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※画像はイメージです
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NEDOと早稲田大学、JX日鉱日石エネルギー等のグループは、石油化学工場の蒸留工程における大幅な省エネルギー化を実現するため、工業利用可能な無機分離膜の開発に成功した。この無機分離膜と従来の脱水方法である蒸留工程を組み合わせれば、50%以上の省エネルギー化が期待できる。

同プロジェクトでは、ナノレベルでの結晶組成の最適化や結晶の成形技術の開発などに取り組み、水分濃度20%超の混合物からの水の分離が可能になった。また、管状の多孔質セラミック支持体に無機分離膜を施した膜エレメントの開発では、製膜段階での組成や温度などを均質化することで、水/IPAの分離性能に優れた長さ1mの膜エレメントの製造技術を確立した。

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