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福島県に半導体製造技術を活かした植物工場 富士通が低カリウム野菜を栽培

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福島県に半導体製造技術を活かした植物工場 富士通が低カリウム野菜を栽培

富士通グループは、富士通ホーム&オフィスサービス株式会社を中心として、福島県会津若松市において、半導体工場のクリーンルームを転用し、「食・農クラウド Akisai(アキサイ)」を活用した低カリウム野菜の大規模植物工場の実証事業を開始する。

実証地域は福島県会津若松市、期間は2013年7月から2014年3月末までを予定し、生産規模は日に3,500株を見込んでいる。2,000平米の実装面積は、低カリウム野菜を栽培する植物工場としては国内最大級となる。

人工透析患者、慢性腎臓病患者など、カリウムの摂取制限を受けている患者は、野菜を生で食べることができず、カリウム含有率の低い野菜の栽培への需要が高まっている。

富士通ホーム&オフィスサービスは、会津富士加工株式会社や秋田県立大学が持つ低カリウム野菜の栽培技術や知見を活かし、カリウム含有率の低いリーフレタスを2013年10月から試作し、2014年1月から量産出荷する予定。

同社は、関連各社の半導体製造工場のクリーンルームで培った、最適製造条件の割り出しや雑菌管理のノウハウを活かし、低カリウム野菜を栽培するとともに、半導体製造工場へのインフラ供給や省エネルギー管理のノウハウを活かし、低カリウム野菜の栽培に最適なインフラ環境の整備と供給、省エネルギー化の実現を目指している。

また、生産から流通まで経営管理全般を効率的におこなうため、同社の食・農クラウド「Akisai」を活用することで生産性を高め、生鮮宅配や医薬品・高齢者向け用品などの配送販路を活用することで低カリウム野菜の需要に応じた消費者への供給をはかるなど、流通経路の確立も実現する見通しだ。

本実証事業は復興庁と経済産業省の「平成25年度 先端農業産業化システム実証事業」として採択されたことを受け、富士通グループ、会津富士加工株式会社、公立大学法人福島県立医科大学などで構成するコンソーシアムが、協調・連携して実施する。

富士通の食・農クラウド Akisai(秋彩)は、「豊かな食の未来へICTで貢献」をコンセプトに、生産現場でのICT(情報通信技術)の活用により、農業全般の流通・地域・消費者を結ぶ効率的なサービスを展開している。

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