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トヨタなど、都市緑化向けに自動水やりシステムを発売 約68%の節水効果

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スマートグリーン潅水システム(Smart Green Irrigation system)

「スマートグリーン潅水システム(Smart Green Irrigation system)」
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トヨタ自動車と、緑化資材の企画開発・製造・販売を手がけるダイトウテクノグリーン(東京都町田市)は、都市緑化における緑地の水やり(潅水)を自動制御する「スマートグリーン潅水システム(Smart Green Irrigation system)」を共同開発したと発表した。

トヨタの子会社であるトヨタルーフガーデン(愛知県みよし市)を通じて、発売を開始する。今後3年間で1,000台の販売を目指す。

本商品は、年間を通じて潅水のタイミングや水量を設定できる他、専用センサーを組み合わせることで、警報機能や節水機能を可能にした自動潅水制御システム。土壌水分量をセンサーで検知し『必要な時に必要なだけ』潅水することで、潅水タイミングと水量のみを制御する従来のコントローラに比べ、1年間に約68%の節水ができる。

今回ラインナップするのは、小規模向き(~300平方メートル程度)の標準タイプ、中規模向き(~600平方メートル程度、増設可)の多機能タイプ、大規模向きのオーダーメイドタイプ。本体価格(「SGIコントローラ」本体のみ)は標準タイプが8万9,000円(税抜)。多機能タイプが14万円(税抜)。標準タイプは7月9日に発売する。多機能タイプ、オーダーメイドタイプの発売は9月を予定している。

このシステムの操作部である「SGIコントローラ」は、ダイヤルで画面を切替えて潅水や水量を設定、入力項目も少なくするなど、使いやすい設計としている。また、多機能タイプとオーダーメイドタイプでは、専用センサーで潅水不良を感知した際は、ランプやメールで管理者に連絡する。さらに、『必要な時に必要なだけ』潅水する節水機能も備える。こういった機能を活かし、将来的には、農業分野への活用も視野に入れている。

日本国内では、都市ヒートアイランド現象の緩和や低炭素社会の推進を目指して、2002年頃から都市における屋上や壁面の緑化が普及し、これまでの累計施工面積は、屋上緑化約330万平方メートル、壁面緑化約48万平方メートルとなっている。一方、都市緑化の普及が進む中で、近年、維持管理の難しさから植物の枯死が問題となっており、その原因の多くが、潅水不良であることが判明している。

そこでトヨタは、2002年より都市部における緑化事業に取り組んできたノウハウと顧客ニーズを反映し、ダイトウテクノグリーンと共同で本商品の開発に至った。トヨタは、これまでに屋上緑化「スマートグリーンルーフ」、壁面緑化「スマートグリーンウォール」、駐車場緑化「スマートグリーンパーキング」といった商品を開発し、スマートグリーンシリーズとして、トヨタルーフガーデンを通じて販売してきた。こうした緑化商品のラインナップの充実に加え、本商品により都市緑化の維持管理もサポートすることで、顧客の緑化ニーズに幅広く対応する。

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