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CTC、工場などの電力発電量・消費量の計測・高効率化システムの提供開始

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CTC、工場などの電力発電量・消費量の計測・高効率化システムの提供開始

伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は、電力およびオートメーション事業を手がけるABB(東京都渋谷区)と協業し、電力大規模需要家向けに、売電ビジネスの高収益化や余剰電力活用を支援する「VPP(Virtual Power Plant)ソリューション」の提供を開始する。

本ソリューションでは、電力必要量と発電量をリアルタイムで計測、予測し、電力の購入と売電を事前に計画することで、余剰電力の売電を支援し高収益化を実現する。鉄鋼、紙・パルプ、化学系工場などの自社で発電した余剰電力の売電や活用を検討する電力の大規模需要家、特定規模電気事業者(新電力)などに提供し、3年間で10億円の売上を目指す。

今回の協業に向けて、CTCは、ABBとエネルギー監視、予測、最適化を支援するパッケージソフトウェア「cpmPlus Energy Manager」の国内初の販売代理店契約を締結した。VPPソリューションでは、CTCはcpmPlus Energy Managerの日本国内における導入支援を行い、ABB社は技術支援を実施する。

本ソリューションでは、データを収集するための計測器の設置、ネットワークの設計・構築、データを分析、活用するためのITシステム全体の構築、保守サポートまでをワンストップで提供する。パッケージソフトの利点を活かしたシステム構成にしていることから、同様のシステムを独自開発する場合に比べて、構築期間を最大9割短縮することができる。また、顧客が自社独自で構築するオンプレミス型だけでなく、CTCのクラウド型基盤「TechnoCUVIC」シリーズ上でも利用できる。

今後の電力小売りの全面自由化、電力システム改革を見据えて、余剰電力の売電や、企業グループ内での電力融通などを目的として、電力の小売事業へ参入する企業が増えている。新電力の一部では、発電設備を持つ他工場からの余剰電力の調達が強化されており、また、自社で発電施設を有する企業では、エネルギー使用効率の向上とともに、余剰電力の活用が検討されるなど、余剰電力は重要なテーマとなっている。

cpmPlus Energy Managerは、エネルギー効率向上、エネルギーコスト削減、売電収益向上のため、欧州・北米を中心に約100カ所の鉄鋼、紙・パルプ、化学等のプラント工場や公益事業などで使用されている。本ソフトウェアの導入によるエネルギーコストの最適化により、エネルギーコストを最大5%削減し、予測から自動算出する売電計画の活用により、売電収益向上が期待される。

CTCは、工場の最適化生産プロセスを分析評価するソリューションを20年以上にわたり提供している。また、風力・太陽光を中心とした新エネルギー分野においては、100件以上の事業開発や運営に関する支援を実施してきた。CTCでは、今回のサービス提供を契機に、化石燃料系の発電所電源、エネルギー関連ソリューションなどエネルギー事業全般へのトータル支援体制を整え、国内のエネルギー関連制度に対応した柔軟なサービスを提供していくとしている。

VPP(Virtual Power Plant)とは、大規模集中型の発電所を整備する代わりに、複数の分散型電源を分散設置し統合制御することで、電力供給力を確保する方式をいう。電力の供給力確保に要するコストの最小化を目的としている。

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