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ICT機器の高電圧直流給電システムでAC/DC変換による電力損失を低減

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ICT機器の高電圧直流給電システムでAC/DC変換による電力損失を低減

三菱電機は、データセンターのサーバーなど情報通信技術(ICT)関連機器の給電を380Vの高電圧直流(HVDC)化し、システム全体の電力損失低減により省エネを実現する高電圧直流給電システム「MELUPS DECO」を8月1日に発売する。本製品はNEDO委託研究の開発成果をもとに製品化したもの。

今回発売する高電圧直流給電システムは、電源システムの直流化により電源の変換段数を削減するとともに、高電圧化(DC380V)による給電損失の低減により、電源システムの変換効率が従来比9ポイント向上し、97%を実現した。

さらに、ICT機器の消費電力変動に応じて電源ユニットの運転台数を最適制御する「ダイヤモンド・エコ・ドライブ」を採用したことで、低負荷時から定格負荷時まで全領域で高い運転効率の維持を実現し、省エネルギー化に貢献する。また、高電圧化によって、配線ケーブルの細径化と長距離化ができるため、設備コストの低減と、自由な設備レイアウトを行うことができる。

新製品の特長は以下の通り。

1.高電圧直流給電により、システム変換効率が従来比9ポイント向上

  • 直流380V給電(入力は交流200V)による、交流/直流変換段数削減等により電力損失低減
  • システム変換効率は、従来の同社製交流200V給電比9ポイント向上して97%を実現
  • 高電圧化により、配線ケーブルの細径化ができ、設備コスト低減が可能

2.同社独自の省エネ機能「ダイヤモンド・エコ・ドライブ」で、電力消費を節約

  • 負荷の稼働状況に応じて、並列運転中の装置運転台数を自動制御
  • 低負荷時の無駄な電力消費を削減し、システム総合効率を従来比4.5ポイント向上(負荷の稼働率が10%のときの実測値として)

3.他系統への給電を維持しながら、安全に改修作業ができる分電盤を採用

  • 分電盤の分岐ブレーカー収納ユニットにプラグイン構造を採用
  • 他系統への電源供給を維持しながら、安全にユニット追加・撤去・交換作業が可能
  • 分岐系統ごとに、負荷電流、漏電電流、電力量等の計測・液晶表示を行う電子式マルチ計測装置(マルチDC計測装置)を搭載でき、見える化による省エネを支援

情報処理能力や通信技術の発展に加えて、クラウドコンピューティングやソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)等の普及に伴い、ICT機器の需要が急増しており、ICT 機器を収容するデータセンターの延床面積は、2016年度には2011年度比1.3倍になる見込み。今後、データセンターにおける消費電力を大幅に削減することが求められている。

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