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大成建設が生物多様性評価ツールを作成 より容易に環境評価が可能に

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大成建設は、「地域の生物多様性に配慮した空間づくり」を実現するため、施設計画地を訪れる可能性のある“いきもの”を示すなどの簡易評価ツールとして「いきものコンシェルジュ」を開発した。

同社が関わる多くの施設計画提案において、より早い段階から生物多様性に配慮できるよう、積極的な活用を開始している。

本事業は、周辺環境(Step1)と計画地内の環境(Step2)を把握・評価し、その相互の関係性から飛来可能な生物の種類を予測することで生物多様性の評価(評価結果)をおこなうもの。

Step1 周辺環境を評価

緑地や水辺など、生物の生息環境として重要な要素について、計画地周辺におけるその面積や分布状況などの環境構成を把握し、周辺環境を簡易に評価する。環境省の自然環境基礎調査データや衛星画像データ等、入手の容易な既存データに基づいて簡易評価を行えるため、安価かつ短期間での実施が可能。

周辺環境評価

Step2 計画地内環境評価

計画地内の環境構成要素を、チェックシートを用いて把握。チェックシートは、大きく「樹林編」「草地編」「水辺編」の3つにより構成され、それぞれの環境要素の有無、及びおおよその規模について把握・評価をおこなう。

計画地内環境評価

評価結果 いきものの多様性

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計画地に飛来可能な生物の種類の多様性をもって環境の多様性を示す。予測結果をもとに、多様ないきものが住める環境づくりを提案。

日本では2010年に名古屋市で開催された生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)を契機に、生物多様性に対する社会の関心が高まり、生物多様性への配慮が環境配慮型の施設計画を行う上で不可欠な要素のひとつとなっている。

同社では、計画を支援する生物多様性の簡便な評価ツールを2012年秋に開発。その後、より利便性を高め使いやすくするために改良を重ね、本年春より「いきものコンシェルジュ」として顧客への積極展開を開始した。

生物多様性に配慮した施設計画を行うには、緑地や水辺などの環境構成要素の規模や配置について、早い段階から検討することが重要とされる。そのために事業に携わる関係者がその方向性や方針を決める上で必要な情報を迅速に得ることが求められる。

同社は今後、この評価ツールをより早い段階から活用していくことで、地権者や事業者とのコミュニケーションを図り、地域の生物多様性に配慮した施設づくりに役立てたいとしている。

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