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NEDOと米エイムズ研究所、レアメタルの使用量低減や代替素材などで協力

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NEDOと米エイムズ研究所、レアメタルの使用量低減や代替素材などで協力

NEDO理事 植田文雄氏(左)とエイムズ研究所Interim Director、Tom Lograsso氏(右)

NEDOは、米国エネルギー省(DOE)傘下のエイムズ研究所とレアメタルの有効活用に関する協力協定を9月9日に締結したと発表した。

両者はこの協定に基づき、双方の国策を反映しレアメタル分野における2国間の協力体制を強化するとともに、レアメタルの代替・使用量低減やリサイクル、リスク低減に関する活動を推進する。5元素(ディスプロシウム、テルビウム、ユーロピウム、ネオジウム、イットリウム)をはじめとする産業的に重要な元素を対象に協力を進めて行く予定。

この協定の締結は、オバマ政権のエネルギー安全保障計画のため創立されたエネルギー革新拠点(Energy Innovation Hub)の1つであるCMI(Critical Material Institute)による最初の国際協力案件となる。

レアメタルはハイブリッド車用のモーターや風力発電機用の高性能磁石、最先端の情報端末等に用いられている希少金属であり、供給不安があることから、そのリサイクル、代替・使用量低減等の有効利用技術の開発が不可欠となっている。今回の協力協定は2013年5月にベルギーで開催された日米欧三極ワークショップにおいて、締結へ向けての合意がなされていた。

今回、協力協定を結ぶエイムズ研究所(アイオワ州)は、DOEが所有する国立研究所のひとつで、レアメタルを中心とした材料開発の米国随一の研究所となっている。年間予算は約4,400万ドル。レアメタル分野については、磁石や蛍光体、触媒等の分野の代替素材だけでなく、鉱山開発による資源の拡大、リサイクル、レアメタル製造プロセス等に関わる研究も実施している。2011年には同研究所のシェヒトマン博士がノーベル化学賞を受賞している。

CMIは、米国のエネルギー安全保障に不可欠なレアメタル他重要原料の米国内供給不足を解決するためのエネルギー革新拠点。エイムズ研究所の率いるチームに5年間で最高1億2,000万ドルが供与される。CMI運営のため、本年は2000万ドルの予算が予定されている。3つのDOE国立研究所の他に、7大学、民間企業7社がパートナーとして参加する。

エイムズ研究所とCMIでのレアメタル関連の研究開発はNEDOが推進する希少金属代替低減プロジェクトと多くの部分が共通している。NEDOは、今回の協力協定を通して、希少金属分野の強力かつ持続的な協力関係が構築されることになると説明している。

【参考】
日欧米、レアアース利用の協力体制継続に合意 NEDOとエイムズ研究所で情報交換など(2013/7/10)
NEDO - レアメタルの有効活用などで日米が協力

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